2007年08月05日

スタグフレーションの足音

スタグフレーションの足音

スタグフレーションとは物価高(インフレーション)と不況(スタグネーション)

が同時に起こることです。普通、景気が悪いと 物が売れない、

物を買わない商品の価格が下がるわけで

物価高にはなりません。

好景気には物が売れる、生産を増やす、賃金が上がる。

フトコロが膨らんで又、物を買う、商品が足らない、

物価高になるわけです。  しかし過去日本でも1973年

石油ショック後にスタグフレーションを経験しています。

当時田中内閣列島改造による地価高騰や石油ショックに

伴う便乗値上げで年率20%を超える物価高と設備投資

縮小による不況が同時に起きました。

現代の日本は20年前のバブル期からデフレーションに移行し

ようやく景気の停滞を乗り越え好景気へと踏み出していますが、

そこに待ち受けているのが、過去のスタグフレーションではなく、

新しいスタグフレーションが

近づいてきています。

日本もグローバルな潮流のなかでBRICsの成長 ユーロ圏の

急進により輸出産業がその恩恵をうけ底を脱したわけですが、

その表裏一体の成長により、その裏の部分原油の高騰、資材

商品の値上がり、環境破壊を防ぐ為の2次的値上がりと様々な

物の価格の上昇が起きています。又これから起きようとしています。

このことの重大さは誰が、被害を被るのか、それは大多数の消費者、

中小企業でしょう。

そして、地方都市でしょう。

小さな地域がその地域だけ活性化するように努力すれば潤っていた

時代は過ぎてしまったのです。

だからグローバルな現代、仕方がないことなのですが、世界は複雑系

経済のなか、我々一般庶民はがまんを強いられる、もうすでにそのなか

にはいっている。厳しい時代です。

なんとかがんばりましょう!!

以上 弁当屋の妄想でした。

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Posted by ジースリー at 15:32│Comments(2)弁当屋の妄想
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価格の低下が継続する状態を指す。インフレーションとまったく逆の現象で、モノの値段...
デフレーション」(デフレ)とは【知って得する事典】at 2008年01月24日 21:25
この記事へのコメント
本当に難しい時代ですね!
企業経営は、常に外部環境の変化に対応していかなければ、なりません。
その外部環境に合わせて、経営者も働くスタッフも、会社全体の技術やノウハウ、商品、サービスも変化対応を迫られますよね?

しかし、今は、企業の成長スピードよりも、外部環境の変化が速くて、中小企業では、対応しきれないというのが、現状ですね。

その上、金融機関もお金を貸してくれない。

だから、知恵を絞り、新しい商品やサービスを開発するしかありません。

ところが、中小企業は、経営者も社員も、残念ながら、そういった知恵の源泉となる勉強を怠っている人が多いです。(私も含めて)

また、会社の規模が小さいので、知恵も限られています。さらに、その知恵を生かす組織力が、ありません。

そこで、われわれは、競争ではなく、共生することを考え、1社で考えるのではなく、地域全体や業界全体で知恵を絞り、具体的な商品やサービスを開発し、それを、何社か集まった組織力でカバーしていかなければならないと思います。

つまり、その集合体を一つの会社と見立て、各社は、事業部という感覚です。

人には、それぞれ、長所や欠点、得意なところや不得意なところがあります。

大企業なら、適材適所も可能でしょうが、中小企業は、マルチにこなさなければなりません。

だからこそ、地域のみんで協力しなけければ、ならないと思います。

まずは、二人からでも、頑張りましょう!

ジースリーさん、有田をひっぱていってくださいね!
Posted by どんこい at 2007年08月06日 03:27
どんこいさん コメント有難うございます。
地域の発展、それはその地域に住まいしている人は
皆 願うことだと思います。
只、昔のようにその地域の産業とともに消費もお隣さん、近所の
商店、商店街、お互い時には売る側、時には買う側と相互作用
しながら発展してきた時代はとうに過ぎてしまいました。
それはスーパーが躍進してきた時からです。有田市では15年前
すでに小売吸引力指数は0.75でした。今はもっと低いでしょう。
問題は過去の繁栄に浸り未来を楽観的にしか考えなかったこと
でしょう(私もその一人)
地域の発展むずかしいことでしょうが、スーパー、コンビニ、大手
専門店、大手外食チェーン、雇用には貢献しておりますが、その
その収益は本部のある、大都市です。しかしそれは仕方ないこと
です。それに勝る知恵を考えるのをおこたっていたわけですから。
これからはこの地域から全国に向けて世界に向けて財を吸引して
いく企業をふやし(現にふえてきていますが)地元ではそれにこたえる
べき努力していく、そうして地域活性化をしていかなけらばならない
のだろうと思います。ここいこらブロガーにも英知ある方々が多数
集まっております。
いっしょにがんばりましょう!!
Posted by ジースリー at 2007年08月06日 08:00
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